泳ぎの習得にかかる時間は、水慣れで決まる!

こんにちは!
なかい予備校グループ代表の中井です。

7月に入り学校水泳がはじまりました。
コロナで2年間水泳授業がなかった学校もあり、なかい水泳予備校は水泳レッスンのお問い合わせが殺到しております。

学校水泳に焦りを感じた保護者様からの1番多い質問は、『どれぐらい通えば泳げるようになりますか?』
正直なところ、泳ぎの習得時間は人それぞれ違うため正確にお答えすることはできません。
水に対する恐怖心もなく、水慣れもしっかりとできている状態であれば、数回で泳げるようになる可能性は高いです。

今回のブログテーマは、『泳ぎの習得にかかる時間は、水慣れで決まる!』です。

 

⑴重要なのは水慣れ!

泳ぎの習得時間は人それぞれ違いますが、大きく影響するのが『水慣れ』です。

プールに入るのがはじめてのお子様が、数回のレッスンでクロール25m完泳する事があります。
生まれつき水が好きなお子様もいますし、チャレンジ精神旺盛なお子様は恐怖心なく練習できるので、プールに入るのがはじめてでも水慣れがすぐにできれば、泳げるようになるまでに時間はかかりません。

顔を浸けてのバタ足5mができるお子様でも、クロール25m完泳に何ヶ月もかかる事もあります。
スイミングスクールや学校水泳の現場では、意を決して泳ぐしかない場面があります。
目を瞑って、息を止めて、壁を勢いよく蹴って、バタ足をとりあえず打つ、これでも顔をつけてのバタ足5mは達成できます。この状態で水慣れができていると判断してしまう保護者様やインストラクターは非常に多いですが、これは水には慣れておらず、勢いに任せただけです。
水への恐怖心が強く水慣れができていない場合は、泳げるようになるまでに時間がかかります。

では、水慣れができているとはどういう状態なのでしょうか。

泳ぎの習得にかかる時間は、水慣れで決まる!

⑵水慣れチェックポイント

ここでは水慣れができているかを見極めるポイントをお伝えします。

■顔浸けが10~15秒程度できる
・どんな体勢でも顔をつけることができる。※足がプールの底についた状態、浮いた状態等
・顔面に力を入れる事なく、目を開けて(ゴーグルありで◎)顔をつける事ができる。
・水に浸ける頭の位置(深さ)も自分で調整できる。
・水から出てきた時に、顔や口まわりを拭かない。
・多少鼻や口にお水が入っても気にならない。

 

■ 潜ることが10~15秒程度できる
・どんな体勢でも潜ることができ ※プールの底にお腹やお尻、背中をつける等
・顔面に力を入れる事なく、目を開けて(ゴーグルありで◎)潜る事ができる。
・水から出てきた時に、顔や口まわりを拭かない。
・多少鼻や口にお水が入っても気にならない。

 

■ 浮くことが10~15秒程度できる
・どんな体勢でも浮くことができる。
※手足を伸ばしうつ伏せで浮く、手で足をかかえて浮く、手を太もも前に置いて浮く、背面で浮く等
・浮いてる状態で体勢が変わったり、バランスが崩れそうになっても動じずに浮き続けれる。
・浮いた状態から焦らずに立つことができる。
・顔面に力を入れる事なく、目を開けて(ゴーグルありで◎)浮く事ができる。
・水から出てきた時に、顔や口まわりを拭かない。
・多少鼻や口にお水が入っても気にならない。

 

■連続呼吸がリズムよく行える
・鼻から水を吐いて、口から吸う動作をリズムよく行うことができる。
・5秒ぐらい水中で息を吐き、水面で口から息を吸う動作をリズムよく何回でも繰り返すことができる。
※水面ギリギリで口を開けて素早く息を吸って行う。
・顔面に力を入れる事なく、目を開けて(ゴーグルありで◎)連続呼吸ができる。
・水から出てきた時に、顔や口まわりを拭かない。
・多少鼻や口にお水が入っても気にならない。

⑶水慣れが重要な理由

泳ぐためには、足を動かしたり、腕を動かしたり、タイミングよく呼吸をいれていることが必要になります。
恐怖心がかなり強い場合は、脳が自分の体をコントロールすることが難しく、自分自身で動きの修正を行うことができなくなります。

水慣れは、水中にいても陸上にいる時と同じように、体を緊張させず自然な状態で泳ぎの練習に取り組むための準備段階のようなものです。
意を決して顔を浸けたり、潜ったりしたことは、水慣れができた事にはなりません。あくまでも自然に何の抵抗もなく動作が行うことが重要です。

水慣れは、水中での安全面から考えても一番大切です。
将来、海やプールに行ったとき、水害にあった時のために是非習得して頂きたいです。

泳ぎの習得にかかる時間は、水慣れで決まる!

⑷最後に

保護者の皆様にお願いがあります。
できる限りお子様が幼い頃に、プールに入る機会を作ってあげてください。
水慣れは、できる限り幼児期に行う事がオススメです。
幼児期に泳ぎの練習をする必要はありません。
とにかく水中の楽しさを知る時間を作っていただきたいです。

年齢が上がるにつれて水慣れには時間がかかります。
コロナの感染状況も落ち着いてきていますので、今年は是非ご家族で海やプールに出かけてください!

保護者の方が、プールに連れていくことが難しい場合は、なかい水泳予備校 名古屋校までご連絡ください。

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プロの水泳講師がはじめてプールに入るお子様をサポートし、お子様が、「プールって楽しい」と思っていただける時間をご提供いたします。
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保護者様も一緒にレッスンにご参加することも可能ですので、保護者の方から離れる事が難しいお子様でもレッスンを受講していただけます。

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2022年の夏は、水とお友達になろう!!